昨年の11月からTwitterを始めました。

もともと超アナログ人間なのだが、
それにしてもこの時代に
あまりのSNS音痴ぶりにさすがに危機感を抱き、
ノコノコと始めた次第です。

実は同時期にFacebookも登録?してみたのだけれど
登録したと同時に、
「○○さんと友達ですか?」
「○○さんが待っています。」
みたいなものが、ぶわーっと出てきて
面倒臭くなって2分で断念した。

以来まったく開いていません。
ごめんなさい。

でもTwitterを始めたこと。
このブログも。
これって自己顕示欲を抑えられなくなってしまったことなのか?

食欲、性欲、睡眠欲・・
人間の欲はいろいろあれど、自己顕示欲ほど
やっかいで悩ましいものはない。

こいつに較べれば性欲や睡眠欲なんて
これっぽっちも恥ずかしいことではないと思う。
単なる生理現象でしかないとさえ思う。

Twitterなんて、ふと冷静になると、
「こんなこと人様に知らせて自分は一体何やっているのだろう?」
と思ってしまうことがある(笑)。

考えはじめると恥ずかしくて堪らないので、
あまり考えないようにはしている。

ものの本によると自己顕示欲は人間の自然な欲求らしい。

では自己顕示欲のない人はいないのだろうか?

いるんですよね、これが。

旅好きの友人の一人は、
よくもまぁこんなところへと思うような秘境、僻地に行っても、
さらっとした顔をして何〜にも残さない。
カメラさえ持って行かないのだから。

話を聞けば行って本当によかったと言う。
それだけ。
なんて格好いいのだろう。

以前、母にこの質問をしたことがある。
すると母はあっさりと言ったものだ。

「お父さんがそうだったじゃない」

そうなのだ。
思い返してみると、
生前の父から自己顕示欲めいたものを
感じることは一度もなかった。

会社員をやっていたときも、そういう人って確かにいた。
別段自分をアピールすることはしないが
抜群にいい仕事をする人。
こういう人は結局何をやっても成功するのだろうなと思う。


自己顕示欲が強い人と自己顕示欲がない人。

きっと自己顕示欲のない人が好きなのだろうし、
尊敬をしているのだと思う。

それは自分には真似できないし、
とてもではないが敵わないから。


以前はカメラを持たずに旅することがよくあった。
でも今はまた写真を撮るようになった。

写真は好きだ。
小学3年生の頃から鉄道写真を撮り始めた。

でも本当は世の中のカメラなど全て無くなって、
目の前の景色にただ没頭していたい。


一方で子供の頃、僕は沢田研二が大好きだった。
煌びやかな衣装、抜群の歌唱力、端正なルックス。
もう、痺れるような格好良さだった。

「カサブランカダンディ」という曲では
ウイスキーを口に含んで霧を吹くパフォーマンスだった。
それがもうカッコイイのなんのって。
学校では水筒に入った麦茶で真似をして
毎日のように先生に叱られていた。

そんなお調子者の子供だった。

あの頃のお調子者の部分がまた出てきてしまったのだろうか。

先日行った高野山で思ったものだ。
「こんな山奥で全ての欲を捨て仏門に入る人生もあるんだな・・」。

うーん。
どれにもなれなかった(笑)。


風太















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